2つの幸せとは?

すべての人は一言でいえば幸せを求めて生きています。

私たちが行っているすべてのこと、
「一体なんのためにそんなことやっているのですか?」と聞いていくと、

どんな人でも必ず最後に行き着く答えは「幸せになるため」。

 

ですから、勉強するのも、大学に進学するのも、

仕事するのも色んなセミナーに行くのも、悩みを相談するのも、

それが好きでなくても、苦しくてもやっているのは、

そうした方が今より楽(幸せ)になれると思うからです。

仕事が辛くても給料が入れば失業してお金がないより幸せだと思うからです。

 

趣味や結婚もそうです。
「この人と結婚すれば不幸になる」と思えば結婚しないはずです。

わざわざ電車を乗り継いで遠くの友達の家に遊びに行くのも、

その方がワクワク(今よりも幸せ)という思いが根底にあって行動しているはずです。

 

自殺する人でさえ、あまりの苦しさに死んだほうが楽(幸せ)に

なれると思っているから自殺するのでしょう。

 

幸せにへのアプローチに仕方は人それぞれですが、

結局は誰もが幸せになるために生きています。

 

全人類に共通した生きる目的は、幸せになる。

ところが、生まれてから今まで、私たちは心の底から満足する

幸せになったことがあるでしょうか?

 

人類の歴史を振り返ると、社会制度が変わり飛躍的な経済成長を遂げ、

科学が発展し世の中に電球や飛行機が現れて便利になりました。

しかし、心からの安心や満足はないのが実態です。

 

それどころか、経済のグローバル化と競争社会の激化で、

さらなる成長を維持するために、人々はかえって苦しんでいます。

 

私たち個人としても、生まれてから今まで、

幸せを求めて生きてきたのに、なぜ幸福感が変わらないのか。

 

仏教では、それは幸せに2種類あることを知らないからと説かれます。

その2種類の幸せとは?

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